Aoyama Style

特集記事


  BODY&SOULオーナー
    関 京子 KYOKO SEKI   


Hamasaki Ryuichi

時代が変わり 若いお客さんも増えたけれど
その育成と「青山スタイル」を
キープするのが私の役割


ジャズ好きが嵩じて、1965年に新宿にジャズライブハウス「タロー」をオープンしてから40年以上がたちました。元々父の職業がミキサーということもあり、小学校の頃からJAZZを聴いて育ったんです。物心ついた時には、JAZZ喫茶に入り浸っていましたね。おませな子供だったんです。
 それから店を転々として、青山の地に落ち着いたのが1991年のこと。翌年には同じ青山界隈でも現在の南青山に移転しました。
 当時はちょうどバブルの時期で、青山に移転する前、六本木に店を構えていた時代は地上げのせいでお店の経営が苦しくなったり、それで青山に移ってきたのはいいけれど、あまりにもキャパが入らない狭い物件で悩んだ時期もありました。それで今の立地に移転したのですが……。へんぴな場所に関わらず、ずっとお付き合いのある常連さんに支えられているというのが現状ですね。
 今でこそ近隣に「ブルーノート」さんがありますが、それまでは、青山はもちろん、都内でもなかなか生のジャズバンドを楽しめる場所というのはなかったんですよ。
 毎晩のようにJAZZの生演奏を展開しているわけですが、かつてから変わったな、と思う点は、若いお客さんが増えたこと。とくに、アーティストにもよりますが、若い女の子がひとりで見えることが多くなりましたね。そしてアーティストも老舗というよりも、これからの時代を、JAZZを担っていく若い世代が増えてきているように感じます。よくも悪くも、世代交代の時期なんでしょうね。決してそれが寂しいというわけではなく、私は常に自分の好きなアーティストだけブッキングしているので、年代など関係ないのですが。
 「BODY&SOUL」に関しては、ライブの“見やすい、聴きやすい”をモットーにしています。実際、全世界を見ても、これだけ至近距離で世界中のプロのアーティストの音を堪能できる場所というのはないのでは? と自負しています。本音は、本当にJAZZを理解している大人の男女に来て頂きたい、という気持ちもありますが、そこは時代の流れですね。ただ、青山という土地柄、極端に子供すぎる人はいらっしゃらない印象があります。ウチの店に関しては、若い男性のアーティストのライブの時は、若い女性のお客さんが増えますが(笑)。OL風の女性の方もよくいらっしゃいますよ。
 こんなに長く青山で店を構えていても、実は個人的には青山でナイトクルージングすることはないんですよ(笑)。音、食に関しては、自分の店で事足りてしまいますし……。それでも、わざわざ行きたい。そんなお店が、目の前に立地するフランス料理店の「志度」なんです。かの吉田元首相の官邸料理人だった方がシェフをつとめていて、その味はもちろんお墨つき。常連のお客様とぶらっと食事に行く時に重宝していますね。
 これからも、昔からのお客様を大事にしつつ、若い世代にJAZZのよさを伝えていくのが使命ですね。敷居を高く設定したいわけではなくて、青山という立地でこそありえる一期一会の感動を、JAZZというフィルターを通して伝えていけたら本望です。


BODY&SOUL
住  所◆東京都港区南青山6-13-9
電  話◆03-5466-3348
U R L ◆ www.bodyandsoul.co.jp/home.html


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